2025/09/22活動報告
9月17日(水)に、令和7年度世田谷プラットフォーム主催合同FDシンポジウムがZoomによるオンラインで開催され(開催時間:15時30分から16時50分)、協定校(国士舘大学、駒澤大学、昭和女子大学、成城大学、東京都市大学、東京農業大学)の教職員62人が参加しました。
開会に先立ち、東京農業大学副学長の上原万里子先生より、このシンポジウムの目的は、世田谷区内にある大学が連携して、教育に関する悩み事や取組み事例を共有することにより、各大学の今後の教育改善に活かすことである等の趣旨説明があり、紹介された事例を是非各大学の教育改善のために役立ててもらうことを期待したいとのご挨拶がありました。
今回のシンポジウムでは「各大学が行う数理・データサイエンス・AI教育プログラムの取組み」をテーマに、各大学から6人の教員がそれぞれ10分程度の時間で事例報告を行いました。各大学の取組みとして、国士舘大学からは「文理融合を目指した数理・データサイエンス・AI教育」、駒澤大学からは「駒澤大学データサイエンス・AI教育プログラムの概要紹介」、昭和女子大学からは「昭和女子大学におけるデータサイエンスへの取り組み―副専攻から新学部開設まで―」、成城大学からは「成城大学データサイエンス教育研究センターの取り組みについて」、東京都市大学からは「PBLを通した主体的な学びによる数理データサイエンスへの興味喚起:データサイエンスリテラシー」、東京農業大学からは「東京農業大学3キャンパスを結ぶデータサイエンス基礎教育の取り組み」の講演タイトルで事例紹介があり、授業運営上のポイントや工夫している点、その授業から学べること、得られる知識や資格、成果、カリキュラム上の位置づけ、今後の課題など、授業を運営していく上で参考となる多くの報告がなされました。
閉会にあたり、世田谷プラットフォーム FD・SD 部会幹事校の国士舘大学副学長 辰野文理先生より、各大学の特色ある取組みがよく分かり、教育の多様性を改めて認識できた。また、各大学報告者の授業における工夫が伝わってきた。今回のような事例の共有を通じて、各大学の教育がますます発展し、また、世田谷プラットフォームも発展していくことを祈念しているとのご挨拶があり、今回のシンポジウムを締めくくりました。
世田谷プラットフォームは、世田谷区内の6大学と世田谷区、区内産業界の3者が連携し、世田谷区全体の発展に寄与することを目的とし、平成29年に発足しました。文部科学省の「令和5年度私立大学等改革総合支援事業」にも選定され、地域社会への貢献に努めています。