2024/10/22活動報告

世田谷プラットフォーム主催のFDシンポジウムがオンラインで開催されました

9月27日(15時から16時20分まで)に世田谷プラットフォーム主催合同FDシンポジウムがZoomによるオンラインで開催され、協定校(国士舘大学、駒澤大学、昭和女子大学、成城大学、東京都市大学、東京農業大学)の教職員57人が参加しました。

開会に先立ち、昭和女子大学副学長の吉田昌志先生より、このシンポジウムの目的は世田谷区内にある大学が連携を強化して学生の成長の支援体制を強化するとともに、世田谷区で学ぶことの魅力を向上させることである等の趣旨説明があり、各大学のFDの取り組みを広く共有して各大学の教育改善に資することを期待したいとのご挨拶がありました。

今回のシンポジウムでは「特色ある授業事例報告会」をテーマに、各大学から6人の教員がそれぞれ10分程度の時間で事例報告を行いました。各大学の特色として、国士舘大学からは「防災教育」、駒澤大学からは「座禅教育」、昭和女子大学からは「社会におけるアートとマネージメント」、成城大学からは「ピアチューターによる授業サポートの取り組み」、東京都市大学からは「生成AIを利用した英語教育」、東京農業大学からは「遠隔と対面を併用した授業運営」の紹介があり、授業運営上のポイントや工夫している点、その授業から学べること、得られる知識や資格、成果、建学の精神やDPとの関連性、カリキュラム上の位置づけ、課題など、授業を運営していく上で参考となる多くの報告がなされました。

閉会にあたり、世田谷プラットフォーム FD・SD 部会幹事校の国士舘大学副学長 辰野文理先生より、各大学の特色ある授業の取り組みを通じて、教育の多様性・創造性を改めて認識できた。昨今の私学は18歳人口の減少等もあり、様々な教育改善が求められ、各大学の特色をアピールしていかなければならない状況に置かれている。そういう意味では本日は大変貴重な機会であった旨のご挨拶があり、今回のシンポジウムを締めくくりました。

世田谷プラットフォームは、世田谷区内の6大学と世田谷区、区内産業界の3者が連携し、世田谷区全体の発展に寄与することを目的とし、平成29年に発足しました。文部科学省の「令和5年度私立大学等改革総合支援事業」にも選定され、地域社会への貢献に努めています。

◆関連するリンク
令和6年度世田谷プラットフォーム主催合同FDシンポジウムを開催します!(オンライン)