2022/10/14活動報告
世田谷プラットフォームは9月22日、国士舘大学世田谷キャンパスで「令和4年度世田谷プラットフォーム合同SD研究会」を開催しました。
本研修会は、世田谷プラットフォーム協定校(国士舘大学・駒澤大学・昭和女子大学・成城大学・東京都市大学・東京農業大学)が毎年合同で開催しており、3年ぶりの対面形式で6大学合わせて29人(本学からは7人)の大学職員が参加しました。
研修は、大正大学客員教授で元私学事業団私学経営情報センター長の山本雅淑氏が講師を務め「ガバナンス改革と私立学校法改正」「『2022年度私立大学入学志願動向』の読み方」「近年の先進的な教育改革」の3つをテーマに講義やワークショップを実施しました。
講義では、私立学校法改正の変遷や今年の5月に文部科学省から発表された私立学校法改正法案骨子における改正のポイント、志願者動向、近年の教育改革の事例などが紹介され、高等教育機関における現状や課題についての理解を深めました。また、ワークショップでは、「世田谷区内に大学を新設するとしたら、どのような大学を設立するか」という主題に対し、各グループで活発な議論が行われ、各自が構想した大学の立地や独自の教育プログラムなどがあわせて発表されました。
最後に山本氏は、「今後の教育政策を考える上で、中央教育審議会における答申も大切だが、各大学が独自性をもって教育改革を実行しなければ淘汰される時代に差し掛かってきている」と危機感を表し、「さまざまな困難を乗り越えるためにも、職員としてあらゆる面で具体的に考え、行動するくせをつけてほしい」と呼びかけました。
世田谷プラットフォームでは、引き続きFD・SD部会を中心に、世田谷区内における高等教育の活性化とそのための各大学の質保証・質向上に向けて継続的なFD・SD活動に取り組んでまいります。